女性にモテても

いつからだろう。自分がゲイだとわかったのは。

僕は昔から、女性に囲まれる生活を送ってきた。
勝気な長女である姉、内気で優しい次女の姉、そしてちょっとやんちゃな三女の姉。
その下に生まれたのこの僕だ。

昔から僕は、姉たちのお古の服を着せられ、お母さんごっこやパーマ屋さんごっこをしていた。
近所の男の子たちは、ウルトラマンごっこや、仮面ライダーごっこをしていたが、僕はまったく興味がなかった。
仮面ライダーベルトを欲しがるかわりに、シルバニアファミリーの動物の森コレクションをほしがった。

そんな僕がゲイだと核心したのは、高校生のときだ。
僕は男子高に通っていた。
実は第一志望の高校に落ちてしまって、第二希望の高校に行くことになったのだ。
今となっては、そっちのほうがよかったのかもしれない。
なんていったって、どこをみても、男、男、男・・・・。
そう、メンズだらけだ。

僕が特にドキドキしたのは、暑い夏の日のこと。
プールの授業はもう、最高だった。
鍛えられたカラダを目の当たりしたら、何かが爆発しそうになったし、ちょっと肩が触れたときには、思わず見つめてしまったほどだ。
そういった経験があるからこそ、僕は自分がゲイなのではないか?と思うようになった。

また、僕は女性から非常にモテた。
毎日の通学では、隣の高校に女子にラブレターをもらうことがしょっちゅうあったし、付き合いで行った合コンでは、相手の女の子たち全員が僕のことを好きになるということが、頻繁にあった。
しかし、そんなこと、僕にとったらどうでもよかった。
それよりも毎日電車の中で会う20代サラリーマンに対してドキドキしていて、みているだけで爆発しそうだった。
どうしても女性を愛すことができない。やっぱり男性が好きだ。
そう確信したとき、僕は自分がゲイということを認めた。

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